2010年8月3日
自民党厚生労働部会

子宮頸がんワクチンに全額国庫補助などをするかどうかの議論を自民党厚生労働部会で行いました。
現在、承認されているのは「サーバリックス」のみ。HPV16型HPV18型ウィルスの2種にしか有効でないとされ、それは子宮頸がんを起こすウィルスの6〜7割とされ、
製薬会社の説明書には「劇薬」「2007年5月国際誕生」「本剤の予防効果の持続期間は確立していない」「ワクチン接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがあるので、接種後30分程度は被接種者の状態を観察することが望ましい」「ラットにおいて、抗HPV-16抗体あるいは抗HPV-18抗体が乳汁中に移行することが報告されている」「本剤の作用メカニズムとしては、本剤により誘導された血清中抗体HPVIgG抗体が子宮頸部粘膜に滲出し、子宮頸癌の主要原因である癌原性HPVの持続的な感染を予防していると考えられている」などと記されていることを挙げながら、製薬メーカー、医師などから丁寧なヒアリングをしてほしいと発言しました。
まるで100%有効性が確立され、副作用もほとんどないかのような報道には違和感をおぼえます。

教育の必要性もさかんに言われていますが、配布された小冊子やパンフレットには「セクシャルデビュー前の若年層(12才前後がもっとも多くなっています)を対象にしています」と書かれ、会議の説明でも“セクシャルデビュー12才”の言葉が飛びかいました。
このような教育をすれば、現代の子供たちは「ワクチン打ったからセクシャルデビューしてもオーケー」「セクシャルデビューは12才だって」と初交年齢がますます低年齢化する心配があります。
自民党の座長と厚生労働部会長に、前のめりにならないで、冷静に判断できる材料を提供する運営をお願いしました。