2011年3月3日
ひなまつり

今日は、おひなさま。

国内総生産GNPでなく、国民総幸福GNHで考えよう、という行政のブータン。日本でも国民総幸福と言うようになってきました。
ブータン王国王女ケサン・チョゼン・ワンチュクさんの基調講演を新聞で読みました。

ブータンの国民総幸福(GNH)政策の柱
◎健全な経済発展と開発
○持続的な農業ビジネスの振興
○医療費・教育費を無料化
◎文化の保護と振興
○民族衣装の着用や伝統的建築様式を規定
○地域社会や家族のつながりを奨励
◎環境保全と持続的な利用
 ○森林の保全に数値目標を導入
 ○木の伐採に許可制を導入
 ○禁煙の義務化
◎よい統治
 ○民主的な選挙の実施
 ○地方分権の推進

以下は基調講演の記事からの抜粋です。

「国民の結束を強めるためにも伝統文化や地域社会、家族の絆が果たす役割は大きい。調和のとれた社会を実現するには、経済成長以外の要素も重要だ。
国民の幸福について2回調査し、その結果を政策に反映させた。例えば、瞑想(めいそう)がストレスを和らげる効果があり、国民の3%が日常的に取り入れていることがわかった。そこで、全学校に瞑想を導入した。
父が退位する直前に実施した国勢調査によると、国民の97%が幸福だと考えていた。この結果、英国やフランス、ブラジルなどで「ブータンモデル」に関心が高まった。」

地域や家族の絆を大切に、教育・伝統文化を大切に、森を大切に・・・共感します。