2012年2月15日
決議文申し入れ

日本の領土を守るために行動する議員連盟 決議文申し入れ
平沼赳夫最高顧問、藤井孝男議員、今井雅人議員、柴橋正直議員、向山好一議員、福嶋健一郎議員、谷田川元議員、渡辺義彦議員、細田博之議員、西野あきら議員、衛藤晟一議員、長尾敬事務局長と私の14名で首相官邸を訪れ、藤村官房長官へ決議文の申し入れをしました。

決議文を受けて藤村官房長官は「決議文を重く受けとめ対応します」とコメントされました。


〜遠方離島周辺海域における、漁業者の安全操業、及び国家主権を確保する為の対策措置等に関する決議文〜

平成23年12月26日、松原仁国土交通副大臣(当時)の男女群島及び肥前鳥島周辺海域を上空視察に、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」に加盟する議員も参加させて頂いた。この海域における領海侵入の違法操業による外国人漁業規制法違反容疑等で中国漁船の検挙が相次いでいることに、周辺海域で操業する漁業関係者の間では、安全な漁業活動に対する不安が高まっていることを実感した。また今般、平成24年1月21日に尖閣諸島の魚釣島、南小島、北小島における漁業活動を視察した2名の議連加盟議員から視察報告を受けた。尖閣諸島は無人島となり中国からの理不尽な干渉にあい危険に曝されている。尖閣諸島の漁業活動に関する安全性の確保や、島の国有化や有人利用を図る必要性を議連として確認した。

本通常国会で、「海上保安庁法及び領海等における外国船舶の航行に関する法律の一部を改正する法律案」の提出が予定されているが、政府には周辺海域の安全な漁業活動を担保する法整備について、今後も遅滞なく不断の努力をもって取り組まれる事を強く要望する。また、南西海域の防衛力強化を含め、遠方離島での実効支配の強化についても迅速な対策措置を講ずる事も要望する。

折しも、本日2月7日は「北方領土の日」であり、来る2月22日は「竹島の日」である。竹島のみならず、我が国固有の領土を守るという事について日本国民が注目し、心新たにその意識を共有する日でもあり、議連として以下の四点を求める。
一、先祖が守り築いてきた遠方離島・周辺海域への主権侵害を断じて許さない。EEZ基点の地点に日本の固有の地名を規定しわが国の領土であることを明確化し、「我が国の意志」として広く海外へも発信すること。
一、政府に対し、遠方離島を守り、周辺海域での漁業者の安全操業を確保する為の関連法の整備、海上保安庁の警戒監視体制の強化、有人利用を図るなど、速やかに対策措置を講じること。
一、民間個人の所有となっている島を国有化し、国の責任のもとに島を保全すること。
一、今年の「竹島の日」には政府関係者の出席を求め、来年はこれを政府主催で運営すること。

以上、決議する。

平成24年2月7日
日本の領土を守るため行動する議員連盟
                         最高顧問  平沼赳夫
                         会長    山谷えり子
                         事務局長  長尾たかし