2012年3月10日
東日本大震災物故者慰霊祭

東日本大震災物故者慰霊祭が神道政治連盟国会議員懇談会(会長=安倍晋三元総理)主催で行われました。
福島県相馬市磯部の丸太水産跡地に大きなテントを張って、ご遺族の皆様と国会議員16名、全国から多数の県議、市議の皆様も参列しました。
半年ほど前から副幹事長として準備に関わっていましたが、ぼた雪の舞う中、遺族の皆様が玉串を奉って拝礼なさる姿に涙が止まりませんでした。
ご家族に体を支えられながら参列されたおばあちゃん、幼い子どもたちの姿。
ご遺族、そして被災された人々の悲しみは深く、電柱は折れたまま、ガレキもまだ片づかず、三百数十戸あった家々がすべて流された跡に降り積む雪は浄化の雪なのでしょうか、それとも嘆きの雪なのでしょうか。

「みたまをなごめていただき、これからもみたまのお力をお借りして乗り越えていく日とします」
「田畑を耕すつとめを早く果たしたい。塩害の田畑を何とかしていただければ」
「県内3040の神社のうち、2000社以上が被害に遭い、避難した人々の連絡先もわかりません。しかし、神社が担っていた伝統文化継承の灯を消さぬようつとめなければなりません」
皆様の様々な声に政治家としての宿題をいただきました。

流されし あまたの家より 声きこゆ 磯部の海に 幸ありし日を(えり子)

友集ひ 浄き雪なか ひた祈る みたまをなごめ のり越えんとす(えり子)