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2011年5月30日
【プレスルーム】「「特定失踪」12日現地調査」 日刊県民福井1面 5月30日(月)

日刊県民福井 5月30日 1面より

「特定失踪」12日現地調査 民間団体
越前町から若狭町まで 県内海岸沿い

北朝鮮による拉致の可能性がある特定失踪者の問題で、民間団体「特定失踪者問題調査会」は六月十二日、県内の失踪現場の現地調査を実施する。荒木和博代表(拓殖大教授)らが越前町から若狭町までの海岸沿いに足を運び、計五人の失踪者がそれぞれ消息を絶った場所を見る。

県特定失踪者家族会の沢香苗代表=若狭町=が二十九日、福井県順化一丁目の福井パレスホテルで開かれた山谷えり子参議院議員との意見交換会の中で明らかにした。
現地調査の対象とするのは県内出身の失踪者とされる四人のうち、一九八九年に失踪した山下貢さん=当時(三九)=と九七年失踪の若狭町の宮内和也さん=同(三二)=の二人。さらに、九八年に失踪した岐阜県の林雅俊さん=同(二三)=ら、越前海岸付近で行方がわからなくなった県外出身者三人の調査も行う。
当日は特定失踪者の家族も同行し、情報を知る地元の人々と面会する。宮内さんの義兄である沢代表は「失踪の真相究明が少しでも進んでほしい」と期待していた。
また、山谷議員との意見交換には、拉致された日本人を救出する福井の会の池田欣一会長らも出席。池田会長は「国会議員や県議の人にも、機会をつくって失踪や関係地の現場を見てもらいたい」と希望していた。