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2013年2月13日
【プレスルーム】毎日新聞 日本経済新聞

北朝鮮核実験:国会が非難決議へ…与野党共同で提案
毎日新聞 2013年02月12日 23時27分(最終更新 02月12日 23時33分)

 自民、民主両党は12日、北朝鮮が3回目の核実験を行ったことを受け、衆参両院の本会議で北朝鮮への非難決議を行うことで一致した。決議案は各会派の共同提案で行い、衆院は14日、参院は15日に決議する。国際社会からの自制要求を無視した北朝鮮の行為に対し、与野党から非難の声が上がった。【横田愛、野口武則】

 自民党の脇雅史、民主党の池口修次両参院国対委員長は12日、国会内で会談し、非難決議案の提出で一致した。自民党の鴨下一郎国対委員長も12日夕の記者会見で「誠に遺憾だ。国際世論を含めて北朝鮮に抑制を働きかけないといけない」と衆院でも調整を急ぐ考えを示した。

 衆参両院は北朝鮮が前回、核実験を行った09年5月に「わが国を含む地域の平和と安定を脅かすもので決して容認できない」と決議しており、今回も同様の決議となる見通しだ。

 自民党は12日、緊急で外交・国防・拉致問題対策本部の合同会議を開催。「北朝鮮は拉致の再調査に応じず、このような暴挙を着々と進めている」(山谷えり子拉致問題対策本部長)と非難の声が相次いだ。首相官邸に制裁強化を申し入れた岸信夫外交部会長は「制裁の実効性を高めるよう、政府を後押ししていく」と語った。

 石破茂幹事長は12日の東京都内での講演で「北朝鮮の狙いは米国に届く核ミサイルの保有だ」と指摘。「日本が米国まで飛ぶミサイルを撃ち落とす能力を持つことは、北朝鮮の野望を打ち砕くための喫緊の課題だ」と述べ、憲法解釈で行使できないとされる集団的自衛権の議論を急ぐ必要性を強調した。

 民主党の海江田万里代表は党会合で「国際世論を無視した許すことのできない暴挙だ」と批判。「政府は一刻も早く確実な情報を収集し、さらなる核実験やミサイル発射が行われないような実効的な措置を講じてほしい」と述べた。

毎日新聞 毎日jp
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000m010104000c.html