国会での活動報告詳細

2010年2月26日
【自民党政務調査会与那国島視察】

自民党政務調査会
外国人地方参政権に関する与那国島視察報告が古屋圭司代議士により行われました。

報告内容

1、日程概要
視察日:2月24日(水)
参加者:古屋圭司 衆議院議員
    山谷えり子 参議院議員

目的:隣国と接する島に住む人々が外国人地方参政権等に関してどのような考えを持っているか現地調査を行う。

2、与那国島(日本最西端の島)の概況
人口:1650人
面積:28.95平方キロ

3、視察概要
対象者:外間守吉 与那国町長
    崎原孫吉 町議会議長
    糸数健一 町議会議員
    崎原用能 教育長
    金城信浩 与那国防衛協会会長
    片寄利視 与那国防衛協会理事

意見等 
 ・前回の町長選挙は、与那国島への自衛隊誘致も争点の一つで外間町長が当選。自民
  党の浜田防衛相は、自衛隊配備を決定。しかし、北沢防衛相は、「お隣さんを刺激
  するようなことはしない」と配備に消極的。
 ・町長選が103票、町議選が23票で当落が割れた。人口が減少する中、外国人参
  政権付与は危険。
 ・中国の調査船を何度か目撃。政府の国境防衛は消極的。
 ・海上保安庁の常駐もない。税関職員1名、警官2名のみ。
 ・島の3分の2が台湾の防空識別圏。沖縄占領時の米軍の設定のままで、政府は変更
  しようとしない。
 ・国境の島に住んでいるため、安全保障に対する意識は高く、中国の軍事力の台頭に
  目をつぶり「東シナ海は友愛の海」と言う鳩山外交に大きな不安を持っている。
 ・島の外交による用地買収の誘い、自衛隊に反対する議員誕生の危険などがあるが、
  外間町長や糸数議員などの努力で国境の島の防衛の在り方を真剣に模索。しかし、
  国の対応は消極的。