国会での活動報告詳細

2010年10月22日
【質問主意書】ハノイにおける拡大国防相会議に関する質問主意書

・ハノイにおける拡大国防相会議に関する質問主意書
(内閣参質176第29号)
(平成22年10月14日提出、政府答弁書10月22日)

ハノイにおける拡大国防相会議に関して、以下のとおり質問する。

一 本年十月に行われたハノイでの拡大国防相会議の際、日中国防相会談が、ホテルのロビーのソファで行われた。日中防衛相会談の場としては極めて異様な状況と考える。何故そのような状況で行ったのか示されたい。

二 ASEMでの菅直人首相と温家宝首相との懇談の場とは違い、ハノイでの日中国防相会談の場には、日本側に中国語を理解する通訳は同席したのか。また、外務省は、二十分間のやりとりの記録をどのように行ったのか示されたい。

三 十八カ国による拡大国防相会議には、北澤俊美防衛相が現地入りしていながら、安住淳防衛副大臣を代理出席させた。これは何故か。日本がわざと国際社会での発信力をこのようにして弱めたのは、中国側からの要請があり、これに応じたからだと勘繰られても仕方がない。政府の見解を示されたい。

(政府答弁)
一について
お尋ねについては、日中双方のスケジュール上、会談を行う時間と場所を確保することができなかった等の理由により、双方の宿泊先となっているホテルのラウンジで懇談を実施したものである。

二について
防衛省職員が、懇談の場に中国語の通訳として同席し、また、記録を取った。

三について
北澤防衛大臣の拡大ASEAN国防相会議への出席が可能となるよう最大限努力したが、同大臣は本年十月十二日の衆議院予算委員会に出席する必要があったため、やむを得ず、安住防衛副大臣が同会議に出席したものである。