メッセージ(バックナンバー)

 処暑をすぎても、まだまだ暑い日々ですが、トンボの飛び方に秋を感じます。
 オリンピック日本の選手の強さに驚き、嬉しい睡眠不足の日々ですね。のびのびと、そして勝負強く、勝ちを取っていく姿に、この4年間の選手とコーチ陣の想像を超えた努力と合理性の追求を思いました。オリンピックに憧れ、10代の頃は1日10キロ泳いだ日々もあった私としては、成功するためには、たくさんの失敗や挫折があることをしみじみとかみしめながら、自分のフィールドを歩いていきたいと思います。
 ところで、夏休み、私の小学生時代は宿題がドッサリあったものでした。早朝ラジオ体操は皆勤賞。神社やお寺で子ども会、勉強会もありました。お利口な上級生に、下級生が教わったり昆虫採集に自由研究、手芸品の提出物、絵日記・・・とにかく忙しい夏休みでした。わが家の庭に大きなアゲハ蝶が舞っていたので“かあさんの時代は、みんな昆虫採集の成果を提出したのよ”と言うと、娘が“今じゃ蝶々も少ないし、子どもたち1人1人が採集したら生態系が崩れるかもよ”と言われました。生命の美しさとはかなさを知るまたとない体験が奪われているんですね。
 
 近所の小学校のラジオにも体操出席してみました。夏の雲はとてもきれい。親子130人以上が元気に体操している姿を見てうれしくなりました。幼稚園児から80代の方まで、年令幅広く、父親の参加も多く、出勤前のひと時なのでしょうが、体操が終わっての“ひとしゃべり”もなかなか楽しいものでした。
 
 ところで、石川県では1昨年、県教組6名が編集委員なり、県の1257小学校のうち243校が使っていた「夏休み帳」が問題となりました。事実でないことが歴史のワークブックに載せられ、これでもかこれでもかと日本がいかに悪い国であるかを偏った視点で記述したものです。今年は保護者が問題にし、議会で問題となり(今年6月、宮元陸文教公安委員長)以来「夏休み帳」採用が今年はゼロになったとのことです。
 補助教材は、校長が判断して各市町村教育委員に届け出、採用になる仕組みです。校長がもし慣例や教組側への気づかいから内容チェックをしないことでもあるなら困ります。「夏休み帳」の内容チックを親の教育権として他県でも親自身が見てみる必要がある状況になっているといえそうです。
 夏休みなので、小学生の国会見学もありました。
 わが事務所が案内し、感想をたずねると、「・・・ ・・・」民主主義は、1人1人が政治に希望を託して、質を良くしていくこと。鋭い意見、大歓迎です。

平成16年8月26日 山谷えり子

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