メッセージ(バックナンバー)
 弘前の桜がまっさかり。
 茶つみを待つ静岡の茶畑前を走りました。
 たくさんの鯉のぼりが泳いでいます。野口雨情の詩に、この季節をうたった詩があります。

 (小鳥の声は)

 小鳥の声は

 可愛ゆい声よ

 可愛ゆい声で

 小鳥が啼いた 

 小鳥が啼いて

 桜も咲いた 

 桜の花は

 おいくつ咲いた 

 お空の星の

 数ほど咲いた 

 お空に星は

 おいくつ出てる 

 渚の砂の

 数ほど出てる

  柏餅

 五月の御節句 お祝ひに

 朝から こさへた 柏餅

 お空も きれいに 晴れてるな

 お庭に大きい 鯉幟り

 お家も 愉快に にぎやかに

  鯉のぼり

 朝から お庭の

 鯉のぼり

 風の吹くのを

 待ってます

 グン〜 吹け 吹け

 ウンと 吹け

 ウンと吹かねば

 泳げない

 五月の 御節句

 鯉のぼり

 風でお空を

 泳ぎます

  雲の学校

 どこから 雲は

 飛んで来る 

 遠くの 遠くの

 お山から 

 遠くの お山が

 お家なら 

 雲も学校が

 あるか知ら 

 雲の学校は

 ないけれど 

 風に吹かれて

 遊んでゐる

  お空

 お山は屋根より

 ずんと高い

 お屋根にあがつて

 山見たら

 お空は山より

 ずんと高い

 お山にあがつて

 空見たら

 お空はまだ〜

 高かった

  (春咲く花は)

 春咲く花は

 春が来ると

 ニーコ〜

 夏咲く花は

 夏になると

 ニーコ〜

 秋咲く花は

 秋の日に

 ニーコ〜

 冬咲く花は

 寒くも

 ニーコ〜

 こどもは花よ

 年がら年中

 ニーコ〜

 先日岐阜県、伊奈波神社の東宮司さまが野口雨情の未刊の童謡や詩集を送って下さいました。
 明治15年に茨城県で生まれた雨情は、北原白秋や西條八十らと共に童謡運動を起こします。
 “純な心で、天地万象を眺めてみること”。大正時代の詩的生命が脈打ちます。
 野口雨情の歌といえば、他に「シャボン玉」「十五夜お月さん」「七つの子」「赤い靴」「かもめ」…

  あの町この町

 あの町この町 日がくれる 日がくれる

 今来たこの道 帰りやんせ 帰りやんせ 

 お家がだんだん 遠くなる 遠くなる

 今来たこの道 帰りやんせ 帰りやんせ 

 お空に夕(ゆふべ)の 星が出る 星が出る

 今来たこの道

 胸がキュン、キュンします。

平成21年4月26日 山谷えり子

<< 前のメッセージへ 次のメッセージへ >>

山谷えり子事務所
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館611号室
TEL:03-3508-8611/FAX:03-5512-2611