メッセージ(バックナンバー)
 東京・上野の東京芸術大学美術館で開催中の「皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界」展を見に行ってきました。
 尼門跡とは、皇族や将軍家などの家柄の女性が入寺して住職となって営まれてきた寺院のことで、皇室とゆかりが深く、和歌や絵画などの文化が受け継がれています。
 今は京都と奈良に13寺院が残っており、皇后陛下が、文化財保護に尽力され、今回初めて一般への本格的紹介になります(最古の尼門跡寺院は7世紀に聖徳太子が母の穴穂部間人皇后のために建立した奈良の中宮寺)。
 仏教や寺の文化はこれまで男性の僧の視点で語られてきましたが、1000年以上の宗教儀式を戦乱をこえて守ってきた女性の尼寺の修業の歴史は深い驚きでした。
 今も朝5時頃に起床し、歴代の門跡や先祖の祥月命日のお勤めをし、茶道や華道、和歌のおけいこをなさっていると聞きます。
 日本は、神仏習合の歴史と簡単に言いますが、このような祈りの日々、光明世界を照らさんと1000年以上にわたり、生命がけで守り伝え、修養精進なさった尼門跡寺院の存在。
 その壮重な沈黙の時の世界を、日本人すら知っていないことに申し訳なさともったいなさで、帰路、どう自分が歩いているのかわからなくなるほどでした。
 
 本日より衆議院で補正予算の審議が始まりました。
 私は党本部で前橋の皆さまに講演。イスラエル大使館でお話。東京メトロポリタンテレビ(東京MXTV)で西部邁先生、秋山祐徳太子さんとテレビ座談でした。

平成21年5月7日 山谷えり子

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