メッセージ(バックナンバー)
 昨日の両院議員総会、マスコミは皮肉たっぷりに報道しましたが、いろいろな意見がでて、最後は皆明るい表情でまとまり良かったと思います。
 
 富山に出張。
 北陸地方が越前、越中、越後に三分されたのは7世紀末。立山は富士山、白山と並ぶ日本三霊山の一つ。山岳地方の聖地です。
 また万葉集の編者としても知られる大伴家持が746年に28才で国守として越中、富山に着任し多くの歌をよみました。(万葉集約4500首のうち大伴家持の歌は473首。そのうち越中在任中に詠んだ歌は223首。)
 そのせいか、どうか、富山の子供たちは全国でも読書が好きなことで知られています。
 当然ですが、“歴史”の上に“今”がある。ーですものね。
 
 カナダで開催されたモントリオール世界映画祭で「ヴィヨンの妻ー桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞を受賞。フランス語で「ありがとう」を5回繰り返し「個人賞ですが、日本映画全体の名誉」と話したということです。
 根岸君は、高校時代のクラスメートで、水泳部の仲間。“ネギ”と呼んでいました。放し飼いのサルに私が襲われそうになった時、助けてくれた恩人でもあります。プールサイドで、ギター片手に歌い“映画監督になる”と言っていたネギ。
 太宰治の小説を基にした作品で今年の冬と初夏に会った時、撮影や編集の裏話を聞かせてくれました。
 いい仕事ができ、評価され、多くの人に見てもらえることでしょう。
 良かった、快挙、立派、ネギ。

平成21年9月9日 山谷えり子

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