2010年7月12日
参議院選挙を終えて

自民党比例代表全国区山谷えり子は254,469票いただき当選させていただきました。

NHKが8時すぎ早々に当確を出し、予想もしない早さにそのとき私は息子と二人で道を歩いていたところでした。

責任の重さを感じています。
公職選挙法により御礼のご挨拶ができず申し訳ございません。

“教育再生を止めるな!!”
“領土を、そして森と水を守って!”
“拉致問題の解決に向けて頑張って”
“日本よ永遠なれ”
の声をうけながら“家族、教育、国なおし”を全国で訴えました。
声はすっかりかれました。

6月24日、公示の朝、靖國神社に
“日本の心を、平和をお守り下さい”とお参りしてから出陣しました。

マスコミは「消費税」「普天間」「政治とカネ」が争点だとさかんに報道しましたが、本当の争点は、日本の主権、国益、国柄、家族、子供たちを守るかどうかです。
外国人地方参政権、夫婦別姓、言論弾圧にもつながる人権侵害救済機関をつくること、公務員にスト権を与えること、国を5分割して休暇を分散化させること、扶養控除、配偶者控除をはずすこと、日韓基本条約などで解決済みの問題である個人補償を再びわが国のほうから見直したいと言い出したこと…民主党は、何故こんなにも国家、家族をこわすことにかくも熱心なのでしょう。

選挙期間中、対馬に入りました。
「領土議連の会長として何年も前から対馬が危ないと訴え、国会で法整備を超党派で議論してくれたのは山谷さんだけ」と島民や関係者の皆さまが大きな集会を作って下さいました。
党派を超えて、元寇、日露戦争でも防人の島として国境を守った対馬を守れ、領土議連会長にもっと働いてもらおうと市議の皆さんも次々と訴えて下さいました。
与那国からもポスターを送っての声、電話がたくさんありました。

口蹄疫で苦しむ宮崎では高千穂神社で口蹄疫終息祈願祭が行われ参列しました。
自民党政権時代にも口蹄疫感染はありましたが、初期対応をしっかりして封じ込めてきたものです。
県民の方々はもちろん、牛も豚も…かわいそうでなりません。
「美容院に行くのもレストランに行くのも申し訳ない。だから街全体の景気もまた沈む」とおっしゃる方もおられました。

高千穂の森の峠で、森林組合の方々がお待ちでした。
私が外資ファンドから森や水源林を守る法整備と森を守る運動をしていることをご存知なのか“森を守って下さい”と訴えられました。
天孫降臨の森で言われた瞬間日本中の森の声が聞こえてくるように思えました。

日本を駆け、飛び、走り“もう次の朝はムリ”と思ってクタクタになって眠る夜、朝になると再び元気がいただけています。
親からもらった体、支援者の皆さんの力のおかげ、自分の力ではないなぁと数え切れないほど感謝しました。

最終日はふるさと福井へ。
朝、父山谷親平の家、あわら温泉で水をかぶり、体を清め出発です。
午前中は安倍元総理、午後は森元総理が応援に来て下さいました。
幼い頃遊んだ福井県護國神社で集会。
ご先祖さまと、橋本左内の五つの誓い「稚心を去る」「気を振う」「志を立てる」「学に勉める」「交友を択ぶ」ふるさとが育ててくれた心を胸に話ました。
ふるさとの素晴らしさを誇りをもって教えてくれた小学校の先生の家に寄り仏壇に手を合わせました。
街宣車に乗り、通りがかりの知人に会い、夜8時になる3分前に福井市宝永町の私の家の前で
「石原菓子屋のおじさん、いつもおいしいお菓子ありがとう。にしばたのおじさん、ここで石けり、なわとびさせて下さってありがとう。えり子、育った家の前で最後の感謝とお願いのマイクを終えます。ご恩忘れません。ふるさと、日本、ご恩返しいたします」
涙があふれてきました。
前からおじちゃんがほうきとちりとりをもったまま、道に出てきて
“えりちゃん、お帰り”となつかしい対面がありました。

選挙は、政治家にとって必要な修行、試練だと改めて感じています。
多くのことを教えていただき、清めていただきました。

良い仕事をして参ります。
すべての人のすべてのふるさとが美しくありますように。

わが祖国日本よ、永遠なれ。