2010年7月27日
自民党拉致問題対策特別委員会

自民党拉致問題対策特別委員会を開きました。
金賢姫元工作員の訪日について意見交換しました。

古屋圭司委員長のあいさつに続き、飯塚繁雄家族会代表、横田滋家族会前代表、横田早紀江家族会前代表夫人、増元照明家族会事務局長、西岡力救う会会長の皆さまよりごあいさつと報告がありました。

飯塚家族会代表は「政府には飯塚家、横田家の皆さんと会ったということだけでなく、解決への大きなステップとしてほしい」と求めたとし、それぞれの金元工作員の印象深い言葉として田口八重子さんは絶対生きていますと自信をもって言われたこと。横田滋さんは、新しいことが聞けずに日常会話だけで終わったが、秘密にあたるような仕事をしていたので、秘密が秘密でなくなったら帰国できる可能性あると言われたこと。

横田早紀江さんは猫をかわいがっていためぐみが、北朝鮮でも猫をかわいがっている様子を聞いた時は、少しホッとした。今は金元工作員が情報収集に専念していると言われたこと、などをあげられました。

警察庁は、元工作員との面会に立ち会ったか否かということも含めてコメントを差し控えたいとし、法務省は、大韓航空機爆破事件の実行犯を入国させたことについて“法務省としては拒否しないという立場”と説明。

意見交換の場では安倍晋三特別顧問が、その姿勢について強く疑問を感じるとの発言。
事務局長をつとめる司会役の私は、訪日の意義評価についてただしましたが、明確なコメントは得られず。
日韓両政府が協力して拉致問題の真相究明、被害者の救出に努めるステップとしたいという内閣官房拉致問題対策本部に具体的なことをもっと示してほしいと言いましたが、これも抽象論にとどまりました。

暑い中、飯塚さん、横田さんご夫妻が帰宅される姿に胸が痛みます。
早紀江さんが「党派を超えて、とりくんでほしい…」と言われ、全くその通りと思います。