2010年4月30日
歌舞伎座

佐賀出張。
教育問題、国政報告会。

夜、羽田から歌舞伎座に。今夜が閉場式。
お金のない学生時代は立ち見。
最近は母と親孝行をかねて通っていただけに60年の歴史の最後の夜は淋しい、淋しい。東銀座歌舞伎座前は多くの人でごったがえしていました。

知人の谷口貴康さんが「一寸先に光は待っていた」を出版。
苦しみ、失敗を体験し、春のれんげ畑、たんぽぽの咲く野原のような輝きの人となられた貴康さん。
涙いっぱいで読み、出版記念会に駆けつけると、貴康さんの同級生であった坂東三津五郎さんとも一緒になりました。

閉場式の忙しい夜に友人のため駆けつけるなんて三津五郎さんらしい。
“歌舞伎座にはお芝居の神さまがおられる。いい芝居をすると、うおーと、気がやってくる。ダメな芝居をするとピシャリとやられる。新しい歌舞伎座にも神さまが住んでくださったら”
と、以前、三津五郎さんがおっしゃっていましたので、今夜、そのことをまたお話しました。