2010年3月8日
下関へ

下関。
関の氏神さま、亀山八幡宮、参拝。
伊藤博文公が夫人の梅子さんと出会ったお宮さん。
平安時代より鎮座され下関の産土神として尊崇されてきました。お二人の出会いと、生涯を宮司さまからお聞きしました。明治維新が、まるで昨日のことのよう。
赤間神宮参拝。壇ノ浦で崩じられた81代安徳天皇をおまつりされています。8才で平家一門と共に水底に。
昭和天皇は
「みなそこに しづみ給ひし 遠つ祖を 悲しとぞ思ふ 書書見るたびに」
と御製をお詠みなられました。
徳富蘇峯は
「玉体を水底に鎮め給ひしも、御霊は天上にお在しまさば…」
と記しました。
近くに耳なし芳一の伝説の場所もあります。
宮司さまが「山谷親平さんのラジオ、今もなつかしい」と言ってくださり、父と共に平家物語をおさらいする気持ち。

長門二の宮、忌宮(いみのみや)神社参拝。
第14代仲哀天皇が九州に熊襲ご平定のため7年間政務をとられたところ。
文武、安産の神さま。
朝がゆ会が開かれ、地元の人々の信仰のよりどころです。
ここでも「山谷親平さんとふぐを食べました」という方と会いました。“シンペイ日よりですね”と言われ、海のきらめきを見ながら、父に感謝。

長門一の宮、住吉神社参拝。
国宝の神社で平成の大改修中。職人さんたちが立派なお顔でお仕事されています。11月完成とか。夏の参議院選挙で勝利して、またいらっしゃいと言われました。そうできますよう。

防府天満宮参拝。講演会。
日本で1番古い天神さま。梅もかわいい。まだまだ間に合いました。

山口は8人の総理が出られた県。
伊藤博文(44才から4度総理に)
山県有朋(日清・日露と両戦いの苦難の時、2度総理に)
桂太郎(明治から大正にかけて3度総理に)
寺内正毅(第一次大戦後の難局処理)
田中義一(最初の総選挙)
戦後は、
岸信介(日米安保改定)
佐藤栄作(沖縄返還)
安倍晋三(教育再生)
戦後の宿題を片づける大きな仕事をなさいました。

国の運命を背負い戦われた総理と、その郷土の神社に参拝させていただきながら宮司さまからお教えいただき、流れる歴史に身をひたしての尊い2日間でした。