2010年2月5日
けじめ

京都で教育問題のリーダーとお話。
名古屋で、支援者の皆さんとお話。
元民社党委員長塚本三郎先生と講演会。
塚本先生はかつて「日本の教科書は共産党系の先生が書き、社会党の先生(日教組)が教え、間抜けな自民党がタダで配っている」と鋭いことを言われた方。
間抜けな自民党ではいけないと安倍内閣で教育再生したのですが…。

小沢氏不起訴、横綱朝青龍の引退が新聞一面に同時に記されています。
小沢氏不起訴は証拠不十分ということかもしれませんが、政治の道義、品格の問題として深刻な課題となって深く残ります。

25回優勝の朝青龍の1月の初場所は、友人と両国の国技館に見にいったばかり。
制限時間いっぱいになり、塩をとり、体をひねり、気迫のこもった手でまわしをたたく…もう見れないのだなぁと淋しく思います。
でも、相撲は清め、慎めの日本の国技です。進退のありかた潔よしです。

朝青龍の父親は、モンゴルで「名誉ある引退」と静かに語られたとか。報道での朝青龍の言葉
―一連の過熱報道について―
「けじめをつけるのは僕しかいないと思い引退を考えた」
―相撲人生を振り返って。―
「何もないモンゴルの大草原の少年を、横綱の地位にまで支えてくれた方々に感謝したい。これも自分の運命じゃないか。これからは元朝青龍になるが、相撲に対する悔いはない」
―一番の思い出は。―
「(2001年夏場所に)横綱武蔵丸関を倒したこと。初めて三役に上がって初めて両親を招待した時だった。一番はそれしかない」
―横綱の品格を問われ続けたが。―
「品格、品格と言われたけど、土俵に上がれば鬼にもなる。そこで精いっぱい相撲を取る気持ちだった」

北野の天満宮の梅の花を見ながら、日本が何より大切にしてきた“品格”について思いをめぐらしました。