2011年1月7日
おっかさん

仙石官房長官の「専業主婦は病気」発言に対する怒りの声を多くの人から聞きます。
今発売中の「正論」2月号に八木秀次さんが詳しく書いておられるのですが、仙石さんが昨年4月に全国私立保育園連盟で講演した時に、
<(日本は)極めて極端な子育て観、女性の位置づけ観をもったヘンチクリンな国として世界の諸国から置き去りにされる危機感を持っています。(中略)なぜそうなってしまったのか。そこには専業主婦の存在があります。専業主婦というのは、日本の戦後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象です。工業化社会がうまくいって、働く人の大層をサラリーマンが占めるという一時的な社会構造が生み出したものです。そのために、働く女性が結婚し、働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し、子育てをするという、普通に行われてきた女性の環境が充実されないままになりました。もうそんな女性は終わったのに、それに気づかず専業主婦と言う病気を引きずっていることが大問題なのです>(「正論」2月号242ページより)と話しているくだりです。
「自衛隊は暴力装置」
「専業主婦は病気」
異様な発言だと、普通の感覚をお持ちの方は思われるでしょうが、マルクス、エンゲルスの影響のもとにあった全共闘闘争者の脳みそはこのようなものなのです。やっと多くの人々に、現政権のおかしさ、その異様さが伝わったのは少し前進なのかも知れません。この異様な考え方を卒業して、政治はまっとうにならなければなりません。
昨年末、福島県の西会津町で雪のために立ち往生した300台の車、復旧作業を力強く進めてくださったのは自衛隊の皆さま。
正月、温かく家族を迎え入れてくれるのは、日本中のおふくろさん。
専業主婦も結婚して仕事を続ける人も対立するものではありません。日本のおっかさんなのです。

今日は、春の七草
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
七草粥、用意しなくっちゃ。