2011年3月3日
経緯

参議院予算委員会が、2日も3日も開けませんでした。
民主党は与党であるにもかかわらず、審議拒否ともいえる態度をとっているためです。
民主党は今、学級崩壊状態を越えて、連絡不能(引きこもり?)ともいえる状態。
審議すれば民主党のボロが出るので逃げまくり作戦に出たのでしょうか?
参議院予算委員会における与野党協議の経緯を説明します。

3月1日(火)夕刻、参議院予算委員会理事懇談会が開かれ、予算案の審議について協議したが、まだ衆議院から予算案を参議院が受け取るかどうかで議院運営委員会において与野党協議が続けられ、3月2日(水)及び3日(木)に全大臣出席の下、基本的質疑を行うことを了解した。
その後、各会派の時間割を協議したが、民主党理事が少数会派の質問時間の縮少を主張したため、野党全会派が反発し、合意に至らなかった。
3月2日(水)午前中の議院運営委員会で歳入関連法案の未送付について枝野官房長官が陳謝したことを受け、同委員会が13時30分予算案を受け取ることを決定した。
4度目の協議において、民主党の森理事が少数会派の質問時間については昨年の臨時国会で合意したレベルでいいが、自民党の質問時間は民主党と同じでなければならない旨強硬に主張。
18時過ぎ、野党会派は議員会館で野党理事懇談会を開き、前田予算委員長に前臨時国会並みの質問時間を確保するよう申し入れることを全会一致で決定した。
前田委員長の調整に委ねる旨も決定した。
参議院民主党国会対策委員会の所属議員が帰宅し始めているという情報が入ったので、民主党が翌日の予算委員会を流す考えではないかとの憶測が広がり、18時40分頃、自民党の脇参議院国会対策委員長から枝野官房長官に抗議の電話をしたところ、「政府は何も聞いてない。是非予算案の審議をしてほしい。」と回答があった。
衛藤野党筆頭理事から、その旨前田予算委員長に申し入れたところ、委員長が調整を進める旨の回答があった。
野党の理事が待機をしていると、前田委員長が19時20分に理事懇談会の招集を決めた旨連絡があり、野党理事は予算委員長室(理事会室)に参集した。
19時40分頃、自民党の脇国会対策委員長から衛藤野党筆頭理事に電話が入り、「民主党の羽田国会対策委員長から、今日は予算委員会理事懇談会はできない。明日の予算委員会は流す。これは参議院民主党の決定である。」旨の通告があった旨連絡があった。
そのため、予算委員長室には委員長も与党理事も誰も姿を現さないまま、野党理事に連絡をとって、その日は散会となった。