2011年8月2日
記者会見

日本の領土を守るため行動する議員連盟(領土議連)役員有志で記者会見を行い声明を発表しました。

「韓国でのわが国国会議員入国拒否に関する声明」

 八月一日に、わが国の国会議員が竹島近くの韓国・鬱陵島視察を計画し韓国に入国拒否された。今回の訪問の目的は、いわゆる「独島博物館」のある鬱陵島で、現状を把握することを目的としており、領有権の主張をするのではなく、静かな環境の中で当初の目的を達成するこことだけであったにもかかわらず、韓国政府は、身体の安全の保障ができないことなどを理由とし、入国拒否を行った。
 超党派で長年にわたり、わが国の領土を守るために行動をしてきた我々は、韓国政府による今回の対応に遺憾の意を示すとともに、以下決議する。

一、今回は、一般人も観光する鬱陵島への視察であったにもかかわらず、入国拒否された理由を明らかにすることを韓国政府に求める。

二、入国拒否の理由が、十一条一項三号「大韓民国の利益や公共の安全を害する行為をするおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者」とされ、日本の国会議員が危険人物扱いされたことに関して韓国政府の見解を示されたい。また、過去にわが国の国会議員に対し、入国拒否をした国は他に例をみないが、今後のわが国国会議員の訪韓時の対応について、韓国政府の見解を求める。

三、同様に、日曜日に韓国に入国予定であった民間人が入国拒否された理由についても、明らかにすることを韓国政府に求める。

四、わが国では、韓国国会議員や関係者が島根県にある竹島資料室を訪問することを拒否したことはない。相互主義の観点からも、入国拒否は問題である。今回の韓国政府の対応は今後の日韓関係にも影響を及ぼす懸念があり、韓国政府には早急に現状打開につとめるよう求める。

五、八月五日に完成予定の竹島での住民宿舎完成に伴う式典が竹島で開催予定、さらには八月十二日に竹島で韓国国会の特別委員会を開催予定ともあるが、事実であれば日韓関係を損なうと考える。


平成二十三年八月二日
日本の領土を守るため行動する議員連盟役員有志
  最高顧問  平沼赳夫
  会 長   山谷えり子
  事務局長  松原 仁