2011年8月31日
世界王者誕生

娘と日本武道館へ。
世界ボクシング協会(WBA)のバンタム級とスーパーフライ級のダブルタイトルマッチを観戦しました。武道館いっぱいの客が熱気でうねっていました。
結果は両試合とも日本選手の勝利。バンタム級は亀田興毅選手が2度目の防衛。

スーパーフライ級タイトルマッチに挑戦した清水智信(30)さんは福井出身で3度目の世界戦挑戦。実は清水選手のお父さんと私は福井の小学校時代の同級生です。
この日もお父さんはたびたび合掌しながらの応援。
私も応援しながら2008年7月の内藤大助さんとの世界戦で試合を優位に進めながら逆転負けした時の思いがよぎり心配でした。
ひいき目かも知れませんが、闘う姿がこんなに美しいボクサーを私は知りません。

試合後のインタビューで
「いろんな人の思いを背負い、パワーをもらって闘えました」
「やってきたことが報われた。努力は報われるということが分かった。これまで持てなかった自信がこれから持てる」
「今までの自分ならやられていた。内藤戦以降、接近戦やブロックからのボディーなど練習してきた。積み重ねてきたことが無駄ではなかった。内藤戦があるから今がある。」
端正な顔で時に涙、そして感謝と次への意欲を秘めた冷静なコメントにますますの成長を娘と祈りました。
福井県出身者では初の世界チャンピオンです。おめでとうございます。

試合前、清水選手は自身のブログで、英霊を背負って戦いたいという思いや、権利を強調し過ぎた憲法により、日本の国柄はどうなっていくのかなどの心配を書いておられました。

清水パパママに「世界一の息子!それは世界一の両親の仲の良さと日々の心の有り様、積み重ねの結果ね」と声をかけると照れ笑いしておられました。

福井からはバス5台の応援団が8時間かけて上京。私も小学時代の友人達とおしゃべりできました。