2011年9月20日
インド 一日目

インドの安全保障問題研究家チェラニー氏と意見交換

安倍元総理 講演
「日印関係を強くすることが地域の安定にもつながる。」
「ソマリア海域対処などで印海軍と日本の自衛官の訓練をさらに連携していこう。」
岸元総理が総理就任時にアメリカより先にインドを訪ねたことを引用し、歴史観と地政学的戦略性についてユーモアに満ちた講演を英語でなさり、聴衆はよく笑い、よくうなずき、現地報道も大きく扱いました。

その後、全員で有識者らとシンポジウム
中国の暴走を止めるためにも日印の連携は今後重要性を増します。

シン首相と官邸で昼食会
78歳のシーク教徒の首相は、日本の原子力発電事故について、中国問題について関心をお持ちで率直なやりとりがありました。
国防相、鉄道相、環境相、科学技術相、国家安全保障担当者も同席。
中国は隣接するすべての国でトラブルを起こし、近年ますます強硬になっていると発言する閣僚もおられました。
安倍元総理は安全保障分野と共に、インテリジェンス、拉致問題情報の提供など協力を進めたいと発言。
安倍内閣時代、日印グローバルパートナーシップを打ち立て、以後、政権交代後も防衛相が会談する仕組みが出来上がっています。そのことの評価、成果をシン首相は心をこめてお話になられました。
シン首相は帰り際も玄関でいつまでも安倍元総理の手を握って離しませんでした。

夜、日本大使館にて斎木大使と、経済、安全保障について分析。
斎木さんとは拉致問題で長い付き合い。インドで良いお仕事なさっています。
インドは北朝鮮に大使館を置いています。