2011年9月22日
インド 三日目

櫻井よしこさんと下村博文衆院議員と私は一行と別れてチベット亡命政権のあるダラムサラに。
ニューデリーより飛行機1時間、さらに車で5時間のところです。
1959年、中国の弾圧を逃れてインドのダラムサラにダライラマ法王が入国。
そして現在は1万人のチベット人が住んでいます。
インドはネルー首相(当時)がチベット人のために土地を提供し、今も何かと便宜をはかっています。立派です。
標高1800m、切り立った崖、三蔵法師が635年頃にここを訪れ、当時は2000人の仏教の僧侶が修行をしていたと旅行記にあります。

ダライラマ法王と面会
8月8日9時9分にチベット亡命政府の43歳のロブサン・サンゲ新首相が誕生。
政教分離は400年ぶりのことだそうです。
政治的指導者の立場を離れ、宗教的指導者としてその晩は良く眠れた、と笑って話され、世界の情勢を明快に分析されました。
「China needs democracy.」
チベット亡命政権が選挙によって指導者を選んだことを中国も真似してほしい。
同じ価値観を持つ国々の連携の意味を語られました。
正直に、偽善をしない。真実であれ。これを心に進んできた。とも話され、
私たちは安倍元総理の「来日の折にはお会いしたい」とのメッセージをお届けしました。
90分にわたり、時に大笑いもしながらの真剣なやりとりでした。

チベット亡命政権国会
46人の国家議員が審議中。
年間20億円の予算で首相の給与は月額3万円。(冗談交じりに、経済誌タイムを読みたいが予算がないとも)
今年8月8日に就任された43歳のロブサン・サンゲ首相はハーバードで博士号をとった好青年。
国会審議の後、公邸に私たちをお招きくださり
中国がチベット自治区のチベット人をいかに弾圧しようとも、チベットの心、精神性、文化はなくならない。チベット人として生まれたことを誇りに思い、チベット人として死ぬ。チベットはアジアに流れる10の川の源流。20億人のアジアの人々のためにもこの美しい環境を破壊しないでほしい。と、高貴な魂を感じさせる話ぶりで語られました。

女性の外務大臣、国会議長と夕食
私と下村博文衆院議員は帰国後、チベット議員連盟を超党派で拡大していくことを約束。