2012年5月8日
訪米その4 「米国の北朝鮮政策」

ナイズ国務副長官と面談。
アーミテージさんの時のようなスムーズなやりとりはオバマ政権ではなかなか難しくなりました。
北朝鮮のテロ支援国家再指定をし、食糧支援はしないでほしいと要請。
アーミテージさんは副長官当時に、北朝鮮をテロ支援国家に指定した理由に日本の拉致問題をあげたほどの理解者でした。

このところの米国の北朝鮮政策は間違っており、2月29日の米朝合意で栄養補助をすると決めたあとに北朝鮮はミサイルを発射。“裏切られた、北朝鮮は信用できない”と今ごろになって国務省の人たちは口々に語ります。

アメリカユタ州の青年、デイビッド・スネドンさん(当時24)が2004年に中国雲南省で北朝鮮によって拉致されたのではないかということへの調査について、“詳しくは言えないが、スネドンさんのケースは知っている”との答えでした。

ユタ州選出のマイク・リー議員にスネドンさんの調査の詳細を説明。
この方は40才の共和党議員で、私たちの説明に驚いた様子で“よく知らなかった、今後活動していく”と答えられ、飯塚代表、増元事務局長の家族の話、来日したスネドンさんのご両親、ご兄弟の話に深くうなづいていました。

シャボット下院議員と面談。
シャボット下院議員は、中国、北朝鮮は日本の核武装を嫌がっている。日本がその検討を始めれば中国への圧力となる。北朝鮮問題解決のカギは中国が握っている。スネドンさんについて調査していくと発言。

夕方、記者会見。