2012年6月29日
総崩れの民主党マニフェスト

国会において、民主党は、総理が“政治生命をかける”と言われた消費税法案ほかに72人という大量の造反者を出しました。
自・民・公の3党合意修正協議の末の法案提出でしたが、与党が政府関係者も含めて72人も造反したのでは、3党合意が破られたといってもいいと考えます。民主党というのはまったく困った政党です。

町村信孝先生の作成された「総崩れの民主党マニフェスト」によって民主党のマニフェストの実施状況が明らかになりました。
1、消費税は上げない→×
2、子ども手当→×(児童手当に戻る)
3、高速道路の無料化→×(一部実験したが撤回)
4、ガソリンの暫定税率廃止→×(初年度から撤回)
5、年金改革(3つの年金一元化、7万円の最低保障年金を確保)→×(一元化目途なし、7万円は事実上撤回)
6、後期高齢者医療制度を廃止し25年度から新しい制度を発足→×法律提出されず、事実上撤回)
7、天下りの根絶→×(郵便会社等に天下り)
8、八ツ場ダム等中止→×
9、高校授業料の無償化→○(高所得者の家庭の高校生まで無償)
10、農業の個別所得補償→△(モデル事業実施)
11、普天間基地の沖縄県外移設→×(22年5月に撤回)