2012年10月31日
安倍総裁VS野田総理

自民党教育再生実行本部 教育委員会制度改革分科会

自民党東和支部・根本匠後援会研修会にて講演(写真)

自民党教育再生実行本部 教科書検定・採択改革分科会

産経新聞旧友会セミナー

衆議院本会議では昨日の野田総理の所信表明に対する代表質問が行われ、NHK中継をご覧になられた方も多いことと思いますが、自民党の安倍晋三総裁と野田総理との初の論戦に注目が集まりました。
安倍総裁の歯切れの良さは、“戦う政治家”として戦ってきた証と日本に対する深い愛情からくるものと思います。

代表質問で安倍総理は、
○臨時国会における課題
○民主党政権の統括等
○外交・安全保障
○経済政策
○社会保障・税一体改革
○教育
について質問されました。
以下、質問の一部を掲載します。

〜安倍晋三自由民主党総裁 衆議院代表質問〜
教育(教育再生)について
「民主党は、教員免許更新制の抜本的見直しをマニフェストに掲げるとともに、教員の指導力強化と学力・体力の向上を図るための全国統一学力テスト等を廃止するなど、教員の質の監視、教育の評価の機会を自ら摘み取り、教育の再生に向けた歩みを徹底的に止めようとしております。教員が違法な選挙活動を行い、裏金を民主党の候補者に渡すという信じがたい出来事も起きております。そしてその多くは、日本の歴史・伝統・文化を否定し、国旗・国歌に反対する日教組との関係によるものと言っても過言ではありません。
 高い道徳力と学習意欲の構築は、国家発展の基盤であります。公平中立、そして正義感と子供への愛情にあふれる教師の背中で、子供達は伸び伸びと失敗を恐れず挑戦し、そして自ら学んでいくのです。そして、オリンピックの時だけでなく、自然に国歌を奏で、歌う。そんな教育現場の実現に向けて、われわれ自民党はもう一度全身全霊を捧げる用意があります。
野田総理、総理自らの教育観はあまり聞いたことがありませんが、教育再生についての私の所見に対するお考えを伺います。」

おわりに
「 総理は、所信表明演説の中で、「あした」や「あす」という言葉を何回も用いて、責任を果たすと述べられた。政治空白を作って、政策に停滞をもたらしてはいけないとも述べられた。しかし、一度「解散」を約束した政権は、その存在自体が政治空白だということを肝に銘じていただきたい。もう、これ以上、日本人の美徳と品格を傷付けないでいただきたい。それが野田総理、あなたの責任です。
 日本は黄昏を迎えていると評論する人達がいます。それは間違いです。未来は私たちが何をするかにかかっています。所信で述べられた様に、沈む夕日のセンチメンタリズムに浸っている暇はありません。今、求めるべきは、人々に活力をもたらす光輝く朝日です。
 私達、自由民主党には成長戦略があります。
(中略)
 野田総理、一日の仕事を終えて仰ぐ夕日の美しさに感動する時を迎えているのは総理自身です。解散・総選挙を行い、その結果、国民の信を得た政権によってこそ、強力な経済、外交政策を推進することが出来ます。そして日本は輝ける新しい朝を迎えます。その為に、総理の決断を求め、質問を終わります。」