2012年11月16日
東アジア首脳会議におけるTPP交渉参加表明阻止についての決議

東アジア首脳会議におけるTPP交渉参加表明阻止についての決議
(政府申し入れ)
平成二十四年十一月十五日
自由民主党 政務調査会 総合農政・貿易調査会 TPP参加の即時撤回を求める会 合同会議

 野田政権は、現在、TPP参加への「入場料」と言われている米国産牛肉の輸入規制の緩和を進めつつ、今月十八日から開催される東アジア首脳会議において正式にTPP参加の表明を行うとの報道が広くなされている。

 しかしながら、政府のTPPについての情報開示は極めて不十分、かつ国民的議論が生煮えなまま、見切り発車をするようなことは断じて容認できない。

 わが自民党は既に、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、TPP交渉参加に反対することを党議決定している。野田政権はTPP参加へのメリット、デメリットを国民に明らかにしつつ、わが党の決定も踏まえ、国民合意の下に参加の是非を判断すべきである。

 加えて、緊急事態の場合を除き、内閣が、総理が解散を約束した日以降に、拙速に重要な外交上の意思表明を行うなどあってはならないことである。

 よって、野田総理は、来たる東アジア首脳会議において、TPP交渉参加を表明することのないよう強く申し入れる。