2013年6月21日
いじめ防止対策推進法が成立

私も実務者として協議に携わった、議員立法の「いじめ防止対策推進法」が本日の参議院本会議において可決され成立いたしました。

同法は、いじめを「心理的、物理的な行為で児童らが心身の苦痛を感じているもの(インターネットを通じて行われるものを含む)」と定義し、「いじめにより児童等の生命、身体又は財産に重大な被害が生じた疑いがある事態」「いじめにより児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある事態」を重大事態と定めています。

重大事態が起きた場合、学校は実態を把握し、対処すると同時に、保護者、教育委員会、議会、首長にも報告することが義務化されるなど、学校、自治体、国の責務が明確にされます。また、警察や児童相談所など関係機関との連携が推進されることも盛り込まれています。

義家弘介文部科学政務官も、この法案に対する強い思いを私も共に戦ってきたエピソードを交えながらご自身のFacebook(https://ja-jp.facebook.com/yoshiefanpage)で語られています。

この秋の施行にともない、これまでの隠ぺい体質や無責任体質がなくなり、児童や生徒がいじめの被害に苦しまなくなることを強く望みます。