2013年6月25日
自民党・専修学校等振興議員連盟

自民党・専修学校等振興議員連盟総会に出席し、全国専修学校各種学校総連合会の皆様より、専修学校の振興に関するご要望や、最近の現状等についてお聞かせいただきました。

政府の教育再生実行会議は、5月28日に「これからの大学教育等の在り方について」と題する報告書をまとめ、グローバル化への対応、教養教育の充実、地域活性化の取り組みなどを示しました。政府のこうした動きと並行し、自民党の教育再生実行本部も提言をまとめ、私は「大学・入試の抜本改革」部会の主査として、5月23日、総理に提言内容をご説明させていただきました。

提言には大きく3つのポイントがあり、その1つが、大学などへの財政支援の充実(1兆円)と、専修学校への支援の創設、授業料減免措置など(1千億円)です。現在、高校卒業後大学へ51%、短大へ5%、専門学校へは、22%が進学しています。多くの専門学校では実践的で良質な職業教育が行われ、就職率も8割と高い水準です。地元で就職し、結婚し、地域発展の担い手を育てているにもかかわらず、専門学校への補助制度はこれまでありませんでした。高等教育の中に「専門人材育成」という分野を明確に位置づけ、複線化をはかることは時代の要請でもあると思います。