メッセージ(バックナンバー)
 「財団法人日本傷痍軍人会」創立55周年と「戦傷病者特別援護法」制定45周年の記念式典が日本武道館で行われました。
 天皇、皇后両陛下がご臨席され、麻生総理、傷病軍人と家族の皆さま約2400人が出席されました。
 天皇陛下は

 「本日、戦傷病者特別援護法制定45周年並びに日本傷痍軍人会創立55周年記念式典が行われるに当たり、全国から集まられた皆さんと一堂に会し、深い感慨を覚えます。
 一昨日、私どもは、戦傷病者とその家族の労苦を伝える史料館しょうけい館を訪れ、国のために尽くす中、戦火に傷つき、あるいは病に冒された戦傷病者の苦難に改めて深く思いを致しました。
 皆さんが戦中戦後の厳しい状況から、その後様々に変動を重ねた時代を通し、互いに、また、家族と手を携え、幾多の困難を乗り越えながら、我が国の安寧と繁栄のために貢献してこられたことを、心からねぎらいたく思います。
 戦傷病者とその家族が歩んできた歴史が、決して忘れられることなく、皆さんの平和を願う思いと共に、将来に語り継がれていくよう切に希望してやみません。
 また、この機会に、戦傷病者と苦楽を共にし、援護のための努力をたゆみなく続けてきた関係者に対し、深く感謝の意を表します。
 どうか、体を大切にし、励まし助け合って、今後とも元気に過ごされるよう願っております。」

 とお言葉を述べられ、皇后陛下は、深い祈りのお姿でおられ、その両陛下のお姿に涙が出そうになりました。
 出席した皆さまも同じ思いであったことでしょう。
 父も傷病軍人でしたが「亡き戦友に申し訳ない」「やせ我慢」の口グセを私に伝えてくれたことで歴史の記憶の糸はつながれています。
写真:「財団法人日本傷痍軍人会」創立55周年/「戦傷病者特別援護法」制定45周年記念式典

平成21年1月21日 山谷えり子

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