平成12年度活動報告

教育提言特集 奉仕義務化は反対・体験学習を多様に
読売新聞 平成12年11月3日掲載記事
 
教育改革に対する民主党の対応は
 党内に教育基本法調査会をつくり、幅広く議論している。教育基本法は最初から改正あり きでも、なしでもない。戦前、戦中の国家主義的な考えを否定するためにこの法律を守るべきでだとの議論もあるし、次の五十年、百年これでいいのか、環境問題や生涯学習などを加えるべきではないか、といった意見もある。さまざまなビジョンを議論し、改正するか、改正しないか、するとしたらどういう形になるか、方向性は年内に出したい。
 教育改革国民会議の中間報告は「奉仕活動を全員で行う」としている。義務化という形で上から落ちてくると、逆効果になると感じる。「奉仕」と言うと、昔の勤労動員や強制、全体主義に結びつくととらえている人もいる。あえてそのことばを使う必要もない。
社会とのかかわりをどう考えるべきか
 今は、どういう形で自分が社会の役に立てるかを感じる場がなさすぎる。狭い意味での奉仕だけでなく、様々な実践体験学習あっていい。自然体験でも、例えば指導者の資格を取るといったことでもいい。小学校でも、プロの音楽家を招くなど教育内容を多様化し、子供たちが選んだことに対してはスピードを早めて教育するといった個性を伸ばすやり方もある。

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