衆議院予算委員会第四分科会(文部科学省所管) |
平成15年2月28日 |
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-山谷分科員 |
保守新党、山谷えり子でございます。 |
二月二十五日、遠山大臣は所信の中で、心に響く道徳教育の充実を挙げられました。道徳教育は、大変に大切なことでございます。しかしながら、教育現場では、本来定められている道徳の時間が実行されていなかったり、また学習指導要領を逸脱したりして、内容的にも問題があるというようなものが、特に最近、メディアの報道あるいは保護者の声などで聞かれるようになっておりますので、その点をもう一、二点確認させていただきたいというふうに思います。 |
矢野局長は、五年ごとにその実施状況などを調査し、そして適宜指導を行っているというようなお答えをいただきましたけれども、平成十年度の調査を見ますと、小学校で三十五という規定でいきますと六七・九%、中学校では四一%しか実施されていない。この実施状況をどういうふうに受けとめていらっしゃいますでしょうか。 |
-矢野政府参考人 |
今委員が御紹介になりましたように、平成十年度道徳教育推進状況調査の結果によりますれば、道徳の時間の平均授業実施時数が、平成五年の調査に比べますと小中学校とも増加はしているわけでございますけれども、そういう意味での改善は図られてまいっておりますが、一部には依然として、先ほど委員が御紹介になりましたように、授業時数が標準時数を下回っている、そういう学級があるなど、改善を要する点が残っているというふうに思っているわけでございます。 |
そういう意味で、私どもとしては、今後そうした問題についての改善を進めていかなきゃならないと考えておりまして、具体的には、その調査結果を受けまして、平成十二年の五月でございますが、各都道府県教育委員会に対しまして通知を発出いたしまして、それぞれの学校において、今回の調査結果を参考にして授業時数の確保など必要な改善の措置を講じて、より一層道徳教育を推進することを求める、そういう内容の指導を行ったところでございまして、また、各種会議等におきましてもそうした趣旨の徹底を行ったところでございます。そうした指導を通じまして、今後とも道徳教育についての指導の充実に努めてまいりたいと考えているところでございます。 |
-山谷分科員 |
平成十年の四月一日、参議院予算委員会の席で、道徳教育がきちんとなされていないではないかという指摘を受けまして、当時の町村文部大臣は、やり方も検討し、指導を行う根拠になるような調査をしたいというふうにお答えになられました。 |
このときの調査では、学校現場から上がってくるものの中に虚偽報告の疑いが認められるものが多数あったということでございました。それを受けまして、今度は平成十五年、また調査が行われるわけでございますけれども、虚偽報告のチェック、あるいはその内容的なもの、特に最近は、この道徳の時間が過激な性教育に使われたりとか、非常に問題があるということが保護者から声が上がってきて、校長が謝罪するという例もございますので、その内容的なところにまで踏み込んでどのように実態を正しく把握しようとなさっていらっしゃるか、工夫があればお教えください。 |
-矢野政府参考人 |
道徳教育の充実を図る上で、国として道徳教育の推進状況について実態を把握することは大変必要なことと考えておりまして、これまで昭和五十八年、それから平成五年、それから先ほど御紹介がございました平成十年と調査を実施してまいったところでございます。 |
その場合の調査の内容といいますか、調査のあり方でございますが、それにつきましては、実は平成十年の調査の際にも検討をいたしたところでございますが、結論としては、全国的な調査のあり方としては、例えば道徳の時間の授業時数など、実態把握の枠組みとなる項目についての調査というのが国としての調査のおよそ限界であろうというふうに考えたわけでございまして、それをさらに踏み込みますと、まさに全国の小中学校のまたそのすべての学級における取り組みの内容のすべてにわたって把握するということは、これは不可能であって、そういう意味で、そういう内容の調査というのは国が行う調査にはなじみにくいのではないか、そういう判断をいたしたところでございます。 |
そういう意味では、私どもとしては、先生がずっとお考えになっておられるような調査、それは個々の学校における道徳教育の具体的な内容あるいはその具体的な状況については、まずはこれは設置者である教育委員会において把握していただくべき、そういうものであるというふうに考えております。そういう考え方を背景にしながら、平成十五年度、新たな、新たと申しましょうか、新しい学習指導要領のもとでの最初の道徳教育推進状況調査を実施する、そのための経費を計上いたしておりまして、私どもといたしましては、これまでの調査のやり方等も十分検討、反省しながら、かつ新たに、新しい学習指導要領のもとでの初めての調査でございますので、そういう意味での調査内容や調査項目につきまして十分検討をして、全国的な道徳教育の推進の状況を把握できるような、そういう適切な調査を実施いたしたいと考えております。 |
-山谷分科員 |
一九八七年のサッチャーがこんなふうに演説したんですね。自分自身を明確な英語で表現できなければならない子供たちが、政治スローガンを教えられている、伝統的な道徳価値を尊重できなければならない子供たちが、自分たちが浮気する権利を持っていると教えられている。 |
これは今、日本の道徳教育に当てはまる部分があるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、少なくともメディア等々で具体的な学校の名前が挙がってきているところがあります。過激な性教育、学習指導要領を逸脱して小学校一年から行われている。それから、保護者からも教育委員会に上がっているものが多数ございます。せめて、そのような具体的な事案が挙がっているものに対しては、教育委員会がしっかりと保護者の声等も聞いて、中身にある種踏み込んで、一体どのような道徳教育が本当にいいのだろうかということを話し合うというような、そのような場づくりの指導というものを行うお考えはございませんでしょうか。 |
-矢野政府参考人 |
全国的な調査については先ほど申し上げたとおりでございますけれども、個々の具体のケースについて、例えば指導要領を逸脱しているといったような、そういうケースがありといたしますれば、私どもといたしましては、それは都道府県教育委員会と連携をとりながら、まずはその辺の実態調査等も含めてしかるべき対応を検討いたしたいと思っております。 |
-山谷分科員 |
保護者の方々から、私たちの教育権も大切にしてほしいというような声が上がっておりますので、十分その点を心にとめて御指導をお願いしたいというふうに思います。 |
続きまして、政府は観光立国というようなことで力を入れる。保守新党も観光立国推進本部というのを立ち上げました。 |
しかしながら、我が国は、例えばアメリカなんかですと、コーネルとかテンプルとかニューヨーク大学、フロリダ大学、ジョージ・ワシントン大学、大学院レベルの観光学部・学科があるわけでございますし、またEUなどでも、EU各国が共通していろいろな形で相互の、単位互換とか、観光に力を入れているわけでございます。日本の観光学部・学科、大学院も含めてどのような現状でございますでしょうか。 |
-遠藤政府参考人 |
お答え申し上げます。 |
現在の状況でございますが、平成十四年度現在で、名称に観光というような用語を用いております学部・学科は、十八の公私立大学におきまして三学部十九学科ということになっております。 |
-山谷分科員 |
国立大学はございませんね、ないということでございますが、今後、独法化というような方向ではございますけれども、観光立国という形で政府が力を注いでいくとするならば、学部・学科、大学院レベル、それから国立大学での学部・学科設置充実策等々はどのようにお考えでございましょうか。 |
-遠藤政府参考人 |
我が国での経済活動、地域振興、国際交流等、さまざまな面で重要な役割を果たしていくことが期待されます観光に携わる人材を育成すること、これは大変重要なことだと考えてございまして、これからの国立大学におきましては、それぞれの大学が置かれているさまざまな状況等を踏まえながら、個性豊かな大学として一層発展が大学の自覚のもとに進められることが必要でございます。 |
御指摘の観光に関する学部等あるいは大学院ということにつきましても、各国立大学の個性化、特色づくりの一環として、地域で、観光に力を入れたい、国立大学でそういう人材を養成してほしい、こういうことになりますと、地域からの要望等を十分に踏まえまして、国立大学の主体的な運営方針のもとで、新たな取り組みとして展開されていくということを十分私ども期待しておるわけでございます。 |
-山谷分科員 |
観光というのは、ただの遊びではなくて、生き方そのものであったり、また、安全保障の問題という形で先進国は非常に重視しているわけでございますね。 |
我が国に訪れる外国の観光客、実はブラジルの次の三十五位という意味で、非常に先進国とは言えない状況になっております。観光関連産業を含めると、現在、三百九十万人働いておりますが、アメリカでは千八百万人働いていらっしゃるという意味で、人材育成というのは本当に大事なことだというふうに思いますので、この充実を図っていただきたいというふうに思います。 |
遠山大臣は、観光立国という政府の方針、また、トルコ大使をなさっていらっしゃいましたので、恐らく大使として日本の文化を紹介することにも力を注いでいらっしゃったというふうに思いますけれども、観光観あるいは観光立国への思い、人材育成についてどのようにお考えでございましょうか。 |
-遠山国務大臣 |
日本のこれからのことを考えますと、観光というのは大変大事な要素だと思っております。そのときに、単に人を呼ぶというだけではなくて、日本の伝統とか文化とか、そういったものが味わえるようにしていくというのが大変重要だと思います。 |
もちろん一番のベースには、安価、できるだけ低廉な価格によるホテルとか、それから交通手段とか、そういったものが大事だと思いますけれども、行ってみたらこんなにすばらしいものに触れられたというふうに思ってもらうことが、将来、また次々に観光客を呼ぶ意味でも大変大事だと思っております。 |
日本の伝統文化をどのように大使時代にトルコにおいて現地の人たちに紹介したかということでございますが、さまざまやらせていただきました。それは、日本のトップクラスの芸術家、オペラ、オーケストラ、それからさまざまな、ピアニスト等の演奏家を呼ぶプログラムのほかに、日本の地域の伝統文化みたいなもので、例えばお神楽とか、ああいうものも呼んでみましたら意外に喜ばれますね。それから、日本の人間国宝がおつくりいただいた陶器のようなものの展覧会をやりましたり、それからお茶とかお花とか、そういった庶民がやっているようなもの。 |
これらは、たまたま、私が滞在いたしましたときに、土日基金文化センターの設立という、ほかの国ではないようなすばらしいセンターの設立に携わりましたが、そういったことも通じて、日本の伝統文化で洗練したもの、トップクラスのものを紹介するのも大変日本の文化へのあれを、効果がございますけれども、同時に、庶民がどんなふうなことに親しんでいて、書道、お花、お茶、それから柔道、これも大変人気がありましたし、和太鼓などもございますけれども、そういったものが極めて、日本のプレゼンスのために、外国においても大事ですが、いわんや、諸外国から日本に観光で訪れた人たちに大変なインパクトを与えると思いますし、持続的な観光客の誘致に大変大事だと思っておりまして、その意味で私どもも、地域文化の振興、伝統芸能あるいは伝統的ないろいろな技術の伝承、そういったものにつきまして近時特に力を入れているところでございます。 |
-山谷分科員 |
観光とは、中国の易経では国の光を見ることということで、観光というのは本当に、その国、その地域に優雅に暮らす人々そのものというものが一番の魅力ではないかというふうに考えているわけでございます。 |
大臣がおっしゃったように、伝統文化、日本のオリジナリティーというんでしょうか、そういうものを大事に守り育てなければならないと思うわけでございますが、文化芸術立国推進プロジェクトの中で、次世代伝統文化継承事業として、十五年度、二十一億円計上されておりますけれども、これをさらに推進すべきと考えますが、いかがでございましょうか。 |
-銭谷政府参考人 |
ただいまお話のありました次世代伝統文化継承事業は、十五年度から文化庁として取り組もうと思っている事業でございます。 |
内容は大きく二つございまして、一つが、地域の祭礼行事、民俗芸能、伝統工芸の保存団体などの活動に対する支援を行うふるさと文化再興事業というものでございます。もう一つが、次世代を担う子供たちに対しまして、さまざまな日本の伝統文化を体験、習得させる機会を提供する伝統文化子ども教室事業というものでございます。 |
これらの事業を通しまして、地域の歴史、文化の魅力をみんなが再確認をして、誇りを持って、そしてそれを継承していくということができればいいなというふうに思っております。 |
この事業につきましては、私ども、十五年度から実施をするわけでございますけれども、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。 |
-山谷分科員 |
本当に体験して習得していくということが非常に大事だと思いますし、それはまた、地域社会とか異世代のつながりにもなっていくわけで、非常に重い意味を持っているというふうに思います。 |
それで、この継承事業を観光立国のプロジェクトとして位置づけて、予算の充実をさらにさらに求めていくというお考えはございますでしょうか。大臣の御所見をお伺いしたいと思います。 |
-銭谷政府参考人 |
先ほど来の先生のお話や大臣の答弁の中にありましたけれども、日本の文化の魅力というものを日本人みずから発見をして、そしてそれを継承し、また外国にも発信をしていくということは、観光という観点から見ても大変意義深いことだと思っております。 |
こういった次世代伝統文化継承事業につきましては、私ども、今後その充実をさらに図ってまいりたいと思っております。 |
-山谷分科員 |
観光立国というプログラムの中で、文科省として何ができるかというような検討をぜひしていただきたいと思います。 |
例えば、地域の中で、自然の豊かなところで廃校になった学校があれば、それをちょっとした長い休暇で家族で使えるように使えないかとか、それからまた、CONEという、さまざまなガールスカウトだとか自然体験活動のリーダーたちが一緒になってつくっている組織がございますけれども、そういう体験活動のリーダーたちによる、何か子供たちとの共同プログラムをさらに開発していくとか、そのような御検討のお考えはございますでしょうか。 |
-銭谷政府参考人 |
実は、文化庁の中に、国際文化交流懇談会というのを先般つくりまして、その中で、いろいろとこれからの国際文化交流ということを御検討いただいてまいりました。先般、一月でございますが、中間報告を出しましたけれども、そういった中でも、文化活動と観光振興との連携ということが非常に強くうたわれております。 |
今お話のございましたようないろいろなやり方があろうかと思いますけれども、私ども、文化や、あるいは我々日本人の日々の生活、あるいは伝えられてまいりました生活文化、こういったものが非常に観光という観点からも大事であるということの認識をさらに深めまして、いろいろと工夫を凝らしてまいりたいと思っております。 |
-山谷分科員 |
続きまして、動物飼育について伺いたいと思います。 |
生命尊重教育といいますか、命の美しさを感じる意味でも、動物飼育、学校での大切なことだというふうに考えておりますが、全国の小学校の九七%が、飼育について講義を受けなくて、また飼育経験もない教師が任されているというような現状でございます。 |
その結果、さまざまなことがメディアでも報告されているんですが、ウサギを生き埋めにしたというような事件もございましたし、つい最近も、鶏をほうきで先生がたたいたら死んでしまった、子供たちはもう先生のことは許さへんなんと言っているわけでございますけれども、これは本当に子供にとっても先生にとっても不幸なことでございます。 |
飼育についてのマニュアルか何かを作成中ということなんでございますが、これは、どういうふうに作成して、どのように使うおつもりでございましょうか。 |
-河村副大臣 |
山谷委員御指摘のように、子供たちにとっても、動物、小動物を通じて命の大切さとか優しい心を養う、うまくやれば非常に効果がありますが、失敗をしますとまた逆に反動も来るわけでございますので、やはり適切な飼育をやるということが大変大事だ、私はこう思っております。 |
マニュアルといいますか、これはやはり獣医師の方々の御協力も仰いでやらなきゃいかぬだろう、こう思います。私のところにもそういう報告がありまして、獣医師が行ってみると、これは全然飼育の形じゃない、本当にほったらかしで、子供にとってもよくないと逆に言われたようなケースもございます。 |
そういうことも踏まえながら、今、小学校の生活科にも学習指導要領の解説書がございまして、その中にも、動物を飼育する際の留意点として、やはり継続的に世話ができる動物でなきゃいかぬだろう、すぐ死んでしまうような動物、飼い方が難しい動物はよくないだろうというようなこととか、それから、管理とか繁殖とか施設や環境に対して十分な配慮が要るということ、それから動物の飼い方については地域の獣医師と連携して指導を受けなさいということ、それから子供にはアレルギーを持っている子がおりますから、動物に近づいて毛なんかが当たると目が真っ赤になるような子供もおります。そういうことをやはり注意しなきゃいけませんよということ、そういうことを解説書にもうたっておるわけでございます。 |
こうしたことを踏まえながら、地域や学校の実態に応じて対応がちゃんといくようにやはり指導していかなきゃいかぬ、こう思っておるところでございまして、御指摘の点、十分配慮の必要なことであろうというふうに思っております。 |
-山谷分科員 |
土曜日が休みになりまして、休日に餓死する動物たちが多く見られるようになったということですし、飼育委員は墓掘り委員なんていうふうに言われているというようなこととか、あるいは、先生が、ウサギなんか二、三日えさも水もやらなくて平気だなんて言ったりとか、現状はかなりひどいようでございますので、今副大臣がおっしゃられたようなさまざまなサポートというのが必要だというふうに思います。 |
自治体と地元獣医師会の連携、七十五自治体でそういうような試みがなされているということなんですが、飼育舎の設置場所とか構造とか育て方の維持管理、指導、休日のお世話の仕方、触れ合い方、どんなふうにするともっとすばらしいよということを教えたりとか、やはり連携があるところは相当充実した飼育ができるということでございますが、これは、予算化とか、具体的な部分では今後どのようにお考えでございましょうか。 |
-河村副大臣 |
このための特別な予算という形で今のところ出てきておりませんが、やはりこれは動物愛護という観点からも必要なことでございますから、今後、都道府県の教育委員会において動物飼育に関する教員の研修会等を開催する、これには当然予算が必要になってくるでありましょうし、それから獣医師に対しても、もっと定期的に指導をしていただくための会合等も持たなきゃならないだろう、こう思っておりまして、そんなに大きなお金が要ると思えませんので、これについては、この対応をこれから特に考えてまいりたいというふうに思っております。 |
特に、先ほど御指摘がありましたように、先生方が動物をかわいがるとか、そういうことは非常に必要なので、まだまだその点が、いいところは非常にうまくいっているようですけれども、やはり学校全体が飼育にかかるようにしませんと、特定の人だけがやっていると、その人が転勤でかわってしまうともう後が全然だめになるというようなことも起きるようでございます。そうした配慮も含めながら、予算面からもバックアップできるような体制をつくる必要性がある、こういうふうに思います。 |
-山谷分科員 |
本当に、おっしゃいましたように、ある特定の先生の善意とか熱意に任されている部分というのもございますので、ぜひ、教育委員会等主導による研修、講習会、幅広い形で行っていただきたいというふうに思います。 |
それからまた、教職養成課程での何か講座の設置とか、あるいは獣医師の学校での、その部分での指導とか、そのようなことも考えられるのではないかと思いますが、その辺はいかがお考えでございましょうか。 |
-河村副大臣 |
私も、御指摘のとおり、教員研修の一環に、今おっしゃるように九七%、もうほとんどの学校で小動物を飼っているという前提にまず立たなきゃなりませんから、当然、教員研修の中にこの動物愛護のこと、動物飼育のことは入れる必要がある、こう思いますので、これが徹底するように努めてまいりたいというふうに思います。 |
-山谷分科員 |
本当に、心を育てる教育として、さまざまな体験、それから命との触れ合い、教育、それから文化、芸術、体験、習得活動、さまざまなことが大事だというふうに思いますので、教育に対しては、ゆとりか緩みかとか、いろいろいな混乱が生じている中で、文科省も、非常に大変な現場を抱えながら、苦労は絶えないというふうに思いますけれども、ぜひ、いろいろと前向きに、包括的に取り組んでいただきたいというふうに思います。 |
以上で質問を終わります。 |
-斉藤主査 |
これにて山谷君の質疑は終了いたしました。 |
これにて本分科会の審査はすべて終了いたしました。 |
これにて散会いたします。 |
午後零時七分散会 |
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