「拉致はテロだ」 |
平成15年3月18日 家族会・救う会訪米報告会での発言−豊島公会堂にて |
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どうも皆様お忙しい中、熱い思いでそしてまた無念な思い、悔しい思い、悲しみいっぱい、連れてお運びくださいましてありがとうございました。 |
あらためまして、アメリカに参りましてこの拉致問題というのは徹底的に解決するまで追求しつづけていかなければならないと思いました。 |
日米の本当に絆というのがですね本当に限りがあるなということを改めて思いましたし、また国際世論の高まりというものがとても大事だということも感じました。 |
今日私の国会の事務所にインディアナ大学の政治学科の学生さん達が30人ぐらい来ました。10日前にアメリカに行ったのよ。アーミテ−ジさんとか、下院議長とか、外交委員長とかいっぱいいろいろな方達がお会いくださって、そして拉致というのはテロであり、そしてアメリカが北朝鮮と交渉する場合、この日本の拉致問題を除いては交渉はあり得ない。つまり、アメリカが統治者としてこの日本の拉致問題と取り組んでくれることを言ってくれたんだといいましたところ、アメリカのその学生達はとてもこころやすそうにうなずいていました。 |
そして、拉致問題知ってる?て聞きましたらば、政治学科だったせいもあるんでしょうけれども皆知ってるって言いました。アメリカではマスコミの反応も大変なものでございまして横田ご夫妻、増元さん、蓮池さんみんな手分けしてもうスケジュールがいっぱいなもんでございますので、手分けしてマスコミの対応に当たらなければいけないというような状況でございました。 |
それから始めはキズナップ・子供の誘拐と訳しておりましたので、営利目的の子どもの誘拐だと思っていた人もなかにはいたんですね。そうではなくてアブダクション、国家組織による国家犯罪、テロリズム、国家主権が犯されたテロリズムだというふうに人気が広まりまして、ほんとに大変な関心を持って大きなうねりになってまいりました。 |
調査会の方では300人ぐらい子どもたちや拉致されたんではないかという今問い合わせが毎日毎日増えているんですね。その中で拉致ではないか、あるいは名前と顔を出していいという方が100人以上いらっしゃいます。 |
徹底的にやっぱり追求していかなければいけないと思います。ワシントンで急なことでございましたけれども、ワシントンに住んでいらっしゃる日本人の方一緒にお昼ご飯を食べましょうといいましたらば百数十人集まってくださいました。そしてめぐみさんのお母さま、横田早紀江さんがまさか北朝鮮に連れて行かれたとは思わないから、どこに行ったんだろう、日本列島の地図を出して針で突っつきながらどこにいるのどこにいても必ず探し出してあげるからと言いながら私は毎日暮らしてました、というような言葉にはもう、亡者の涙を流されていらっしゃいました。そのあと私呼ばれてやっぱりそのことを繰り返しながら、ほんとに日本の国ってなんなんだろうと言うようなことをワシントンに住んでいらっしゃる日本人というのはあらためて国家を背負って日本の国ってなんなんだろうと考えながら生きてらっしゃる方たちですので、大変鋭い感覚をおもちで深い理解をして頂けたというふうに思っております。 |
帰国しまして、外務大臣の反応を始めですね政府もなんだか訳の解らない反応するわけでございますね。その言葉がすっとこないわけです。何を考えているんだろうというような答えしか返ってきません。 |
ほんとに戦後日本が失ってしまった人々の絆、家族の絆、国家との関係、さまざまな問題をこの拉致問題というのは私たちに突きつけているというふうに思います。そんなわけでアメリカに行って、また帰ってきてさまざまな所に報告に行くたんびに私の体の中に黒いとげが一本、二本、三本、四本、どんどん入ってきます。これは帰ってくるまで抜けないとげでございます。どうぞ皆様の熱い思い、悔しい思い、無念の思い、いっしょにしながら帰ってくるまで徹底的に追求していきたいと思います。どうぞ皆様お力をお貸しくださいませ。 |
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≪お知らせ≫ |
第5回国民大集会決定!東京国際フォーラムで5000人集会! |
平成15年5月7日(水)に、有楽町の東京国際フォーラムで第5回国民大集会を開催いたします。現在、6時半から予定していますが、詳細は追ってご連絡いたします。4月21日には、「家族会」がニューヨークに行き、国連人権委員会強制的失踪作業部会で証言する予定です。拉致問題の解決は今年が勝負です。皆様のご理解と御支援をお願いいたします。 |
日 時:平成15年5月7日(水)18:30〜(予定) |
場 所:東京国際フォーラム(有楽町) |
集会名:第5回国民大集会 |
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