メッセージ(バックナンバー)

18日
 自民党大会の17年の運動方針が党大会で発表となりました。社会保障制度、北方領土問題、靖国神社参拝、拉致問題の早期解決、憲法改正、郵政改革、教育基本法改正、特に私が力を入れてきた教科書問題について「偏った歴史観やジェンダーフリーなどに偏重した教科書は、その内容の適正化を求める」と特筆されたのは良かったと思います。国会で私がジェンダーフリー問題を指摘した当初は、理解者がいませんでしたが、このところ理解者が広がっています。
この1年間励むエネルギーを大会出席の全国の皆さまからいただきました。

19日
 通常国会スタート前ですが、提出予定の法案の勉強が始まっています。今日は文部科学省、厚生労働省、防衛庁などから20本以上の法案についての説明をうけ意見交換しました。
 東京都傷痍軍人会・妻の会の皆さまと新年会。傷を受けながら亡き戦友の思いを胸に、戦後の復興のため誇りを持って力を尽くしてこられた生き方に、いつも教えられます。
写真:党大会にてチャリティー募金活動
 インドネシア・スマトラ沖地震復興支援チャリティーの席で、アフタヌーンショーで怒りの小金治、泣きの小金治として人気のあった桂小金治師匠のお話を聞きました。厳しかった父、優しかった母、働くことの尊さを教えようとした両親の思い出をお話しくださいました。「努力することくらい誰でも出来る。努力だけで終わったらドングリの背くらべ。そこから一つ頭を出そうと思ったら、シンボウという棒を立てなきゃならん。努力、辛抱、継続は力、父が教えてくれたことです。」親の教えの有難さを語る小金治師匠。貧しかったのでハーモニカも買ってもらえず、草笛を吹くことを1ヶ月練習。やっと草笛が吹けた翌朝、枕元にハーモニカが置いてあった。「努力、辛抱、続けたことのごほうびだ、という父の思いが有難かった。一生懸命ハーモニカを練習し、ハーモニカが人生の友となりました。」と伴奏つきでみごとな“荒城の月”を披露してくださいました。
 年配の方はみごとなハーモニカをお吹きになられる方がいらっしゃいます。10年ほど前、海老名香葉子さんと講演旅行をしたことがあります。ある日、海老名さんはポケットからにっこりハーモニカを出され「子どもたち、弟子たちは本当に良くしてくれますが、師匠(林家三平)が亡くなって、そりゃあ淋しい時があります。そんな時、夜中に起きてハーモニカを吹くことがあるんですよ。旅に出る時もいつもポケットにハーモニカ」と言われ、一曲吹いてくださったことがありました。ハーモニカは人の心、情をたくさんの色に変えて空気の上に乗せる華麗な魔法の楽器なのでしょうか。

平成17年1月19日 山谷えり子

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