メッセージ(バックナンバー)
 専門高校振興議員懇話会、中間提言を行いました。
 これまで日本の第1次産業及びものづくり・サービス業の担い手たる専門的職業人を育成・輩出してきた専門高校を中核とした産業教育の現状・動向・成果及び今後の課題について、昨年11月の発足以来、有識者を交えた勉強会や学校訪問調査を通じて調査検討を進めてきたものです。

「職業人基礎力」の育成・強化〜『不易』の職業教育
コミュニケーション能力と「五感」を磨く実践的教育の充実強化
[現場での体験・研修活動等の強化]
産業・専門技術の高度化・高付加価値化への対応強化〜『流行』への取組
技術の高度化進展に対応した専攻科の位置づけ明確化と活用強化
[編入学制度創設をはじめとする高等教育段階との接続・移行の円滑化、卒業生の「学び直し」ニーズへの対応]
起業家教育(農・工業等含む)への取組の充実・深化
[教科間(農・商・工・家庭科等)連携や地域商業コミュニティとの連携による実践的事業推進(専門高校生産品の販売、近隣住宅の簡易耐震診断実施等)]
進路の多様化に対応した柔軟かつ誘引力あるカリキュラム編成
[農業・水産分野をはじめとする「環境教育」への取組の深化・充実、ユニークなクラブ活動の推進等]
地域産業界とのパートナーシップの充実強化
[「担い手人材育成事業」など双方向性ある実践的インターンシップの拡充]
時代の変化・要請に応じた専門教育のための教員の養成・研修プログラムの充実及びコーディネータ人材の確保
技術革新や資格取得強化に対応した施設・設備の充実・改善
[設備・機器等の効果的な導入・更新スキーム(リース・買取り・企業からの寄付)の検討・支援]

 今後法改正、予算づけなどに働きかけていきたいと思います。
 また、会では白石康次郎(http://www.kojiro.jp/)さんのお話がありました。
 白石さんは、少年の時に船で海を渡るという夢を抱き、三崎水産高校卒業後単独世界一周レースで優勝した故・多田雄幸氏に弟子入り。
 ヨットレースをサポートしながら修行を積み、数々のレースに出場。
 1991年 シドニー〜伊豆・松崎 太平洋単独縦断に成功。1993年26歳の時に2度の失敗を乗り越え、176日間で史上最年少単独無寄港無補給世界一周の記録を樹立された海洋冒険家です。
 平成21年1月号の文部科学時報に以下の通りお書きになっておられます。

-(抜粋)-
 海の上では、短時間でも座禅を組みます。(中略)
 現在は、「物事をイメージする能力」が育ちにくい世の中ですよね。しかし、人間はイメージできたことは、実現に結びつけることができます。逆にどんな簡単なことでも、イメージできなければ実現できません。よってイメージする力は生きていくために不可欠な能力なんです。この能力を育てるために、自らの内面と向き合う時間が必要であり、そのための手段として座禅はとても有効なんですよ。
 僕は毎年夏に、子どもたちを実際に船に乗せて海に連れて行くという催しを行っています。この催しでは、参加した子どもたちに船のマストによじ登ってもらうんです。すると、彼らはマストに登って上から下を見て、実際に高い所に登ることによる危険を実体験することになります。こういった実体験こそが、子どもたちの内面を引き出すためにとても効果的なんです。(中略)
 船に乗って単独で世界一周をするということは、予期せぬ辛いこと・苦しいこと・泣きたいことなどピンチの連続です。このことは人生においても同じではないでしょうか。生きていれば必ず逆境に直面します。ですから、逆境に直面してもそれを乗り切ることができる力を養う必要があります。(中略)
 教育とは、子どもが成長するために必要な知識や精神的な試練、負荷を与えることではないでしょうか。

 “今は、公園に行ってもブランコもない。危ないからといってとり払ってしまう。かわいそうです。国会議員の皆さん頑張って下さい。”とおっしゃられました。

平成21年2月13日 山谷えり子

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