平成14年度活動報告

NC韓国政策調査団(平成14年4月28日〜5月1日)の成果報告
平成14年4月28日〜5月1日
 
 7日、民主党ネクストキャビネットにおいて、岡田克也政調会長を団長とした韓国政策調査団の報告が行われた。
 今回の訪韓は、昨年の鳩山代表訪韓時の「政策を中心とした党間交流」の約束に基づき、与党新千年民主党および野党ハンナラ党との交流を行うため、4月28日から5月1日にかけて行われた。
 岡田政調会長は、「日韓共催のワールドカップが間近なこと、日韓投資協定が署名された直後であること、韓国が大統領選挙を迎えること等に鑑みれば、最もふさわしい時期に団を送ることができた」として、有意義な訪韓だったことを報告した。
 調査団メンバーと主な日程は下記の通り。
団長 岡田克也
団長代理 枝野幸男
事務局長 渡辺 周
団員


直嶋正行
細野豪志
山谷えり子
藤井俊男
4月28日(日) 日本大使館関係者のブリーフィング
4月29日(月) 朴槿恵議員と会談、ハンナラ党議員と政策協議、ソウル大学教授らと
懇談など
4月30日(火) ソウルジャパンクラブ(SJC)メンバーと会談、戦争記念館視察、
韓国マスコミと懇談、新千年民主党議員と政策協議、盧武鉉大統領
候補と会談など
5月1日(水) 崔成泓外交通商部長官と会談、金鍾泌自民連総裁と会談など
写真:NC韓国政策調査団
山谷えり子の感想…ホームページ平成14年5月挨拶文からの抜粋
 ゴールデンウイークには民主党ネクストキャビネット政策調査団の一員として韓国へ行ってきました。ソウルはワールドカップ開催のため街のあちこちに巨大なサッカーボールのオブジェが飾られ、個人消費も堅調な中、高校生までがカードで買い物をしているということです。
 民主党は、韓国の与党新千年民主党と野党ハンナラ党と党間交流、政策協議を行っており、民主党の大統領候補となった盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補や新党結成して大統領出馬もウワサされる朴正熙元大統領の娘、朴槿恵(パク・クネ)議員、野党ハンナラ党議員らと意見交換をしてきました。テーマは経済金融問題、北朝鮮拉致問題、金大中政権の太陽政策、漁業協定、日本の政治についてなど広く深くやりとりできたと思っています。
 ノ・ヒョン候補は大学を出ておらず、庶民性をアピールし“縁故社会からの脱却”“能力主義”“分裂から統合へ”などのメッセージが若い世代にうけ、スポーツ新聞しか読まない学生たちも政治面を読むようになり芸能人のファンクラブのようなノリのファンクラブがインターネットに出来てあれよあれよと候補になったといいます。
 パク・クネさんはロイヤルトレーニングをうけた女性という感じで私がノ・ムヒョンブームと新しい政治のあり方について問うと「彼には風が吹いている。既存の政権に国民が我慢できなくなっているがブームについてはよく分からない。私は政党のため地区ごとに人材を置いていく。」と静かだが、芯の強い様子で答えられました。
 その後、中国に飛び、北東アジア経済サミットに出席しました。会場ではボランティアの学生たちがテキパキと世話をし、山口百恵さん似の女子学生は“日本に留学したい”と夢を語ってくれました。中国から日本への留学生は前年比36%増の4.4万人。国内には留学希望者300万人がいるといいます。私は主に人材育成、地域間の経済協力、IT政策と技術基盤の整備などのあり方を提言しました。
 私のために全国ネットで20分間の経済問題に関するテレビ番組が作られ、会場でもニュース番組のためのインタビューを受けました。また、私の書いた小説「嫁姑合戦」がテレビドラマ化されて中国でも放映されたせいか、私自身が記者出身であったせいか、テレビ・ラジオ・新聞の女性記者たち10名ほどから特別インタビューもうけました。
 ヘアカラーをし、ミニスカートにブーツ姿でせっかちに好奇心いっぱいに質問する姿は万国共通の記者魂を見るようで、“家事と育児と仕事の両立は?”“その洋服はどこのブランドですか?”“夫は家事に協力してくれますか?”“日本と中国、ヨーロッパの女性を比較してください。”“どうしたら女性政治家になれますか?私もなりたい。”などの質問もあって“女性たちよ志をもってあきらめず、人生をエンジョイしながら前進しましょ!”の気持ちにさせられました。
 日・中・韓、互いに理解を深め共に発展するためのプログラム作りをコツコツしていきたいと思います。

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