メッセージ(バックナンバー)
 日本人のブラジル移住100周年を記念する式典が24日天皇・皇后両陛下、皇太子さまご臨席のもと開かれました。
 天皇陛下は、初期にブラジル移住した人々とのブラジルでの交流にもお触れになられて「心身の苦労はいかばかりであったかと察せられます」などと語られました。
 皇太子殿下として2度、天皇陛下として1度訪れたブラジルへの思いは御深く、心にしみるお話に、涙を流す人々もおられました。会場には緒方貞子さんやアントニオ猪木さんらの姿もございました。
 福田首相は、1908年、笠戸丸がブラジルに向かった頃から、現在多くのブラジル日系人が日本で在住、働いておられる時代と社会の変化と政府として今後の両国関係の発展について述べられました。
 8才の時ブラジルに渡り、80才になられた上原幸啓さん(沖縄県出身)は、80才でこのような場でスピーチすることの光栄と長き苦難、そして喜びの道を語られました。
 そして私たちはどんな苦労がある時も子供たちへの教育、道徳、倫理感を教えることを怠らなかった。日本人の誠実さや勤勉は今、ブラジルの地で高い評価を受けていると、エピソードを交えて言われたくだりに、会場からうおーっという声が起きました。
 道徳、倫理がどれ程大切にすべきことか改めて身にしみます。
 最後に愛知県の小学校のブラジル人と日本人の子供たちのスピーチとブラジルの歌。
 大層元気にあふれ、高らかで希望を感じさせるもので、多くの人が涙と笑い。良い式典でした。
 また、総理はブラジルのジルマ・ロウセフ大統領府文官長との会談で、リオデジャネイロ、サンパウロ間に日本方式の新幹線導入も求められました。実りますように。
 
  本日は本会議が3回にわたって継続、継続しました。異例のことです。
 参議院が民主党の政局にらみの行動により審議がマヒしており、どうにもなりません。
 昨日も財政金融、国土交通両委員会連合審査会に出席しましたが、委員長が途中で交代する「呉越同舟」審議で野党は採決に応じないというこれも異例の姿勢、形でした。
 ゆとり教育見直しに世論の多くが賛成で来春から前倒しして、脱ゆとり、基礎学力充実に移行措置されることになりました。
 人的、教材などを来年度予算の概算要求までに詰めなければなりません。補助教材配布も考えています。教育再生会議からの提言が多くの支援をいただき、子供たちのためにスピードをもって動いており、感謝です。
 明後日は日比谷公会堂で全国の拉致の集会。毎年全国から会場が満員になる会で平成11年から続いています。私は毎年出席しながら、解決できぬ申し訳なさでいっぱいになります。

平成20年4月25日 山谷えり子

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