平成14年度活動報告

『思春期のためのラブ&ボディBOOK』の配布計画とその後の指導に関する質問主意書
平成14年6月5日提出 質問主意書
 
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平成十四年六月五日提出
質問第九六号
教材『思春期のためのラブ&ボディBOOK』の配布計画とその後の指導に関する質問主意書
提出者 山谷えり子

教材『思春期のためのラブ&ボディBOOK』の配布計画とその後の指導に関する質問主意書
 財団法人母子衛生研究会が作成した教材『思春期のためのラブ&ボディBOOK』が中学生を対象に無償配布されようとしている。
 この教材は厚生労働省の検討委員会の報告書の提言をもとに作成されたといっているが、その検討委員会の報告書には「望まない妊娠を避けること、そのための具体的な避妊方法(コンドームの他、ピルや女性用コンドームなど女性の主体的な避妊方法)を解説し、女性が自らの体と心を守る観点から主体的に避妊する必要があることを指摘し、また、人工妊娠中絶の法規制の現状や、その心身に与える影響などを解説すること。」となっている。
 しかし、この教材にはピルに関しての長所だけを記述し、悪影響を及ぼす記述はされていない。WHOでは発ガン性の十分な証拠があるとされ、乳ガン、血栓塞栓症、不妊、出生時障害、あるいは死亡者まで出ていること、特にコンシューマーズガイドなどでは若い女性への悪影響が多いという報告がなされている。ピルは環境ホルモンというイギリス政府報告もあり、思春期の成長期にピルを飲むと自分の健康をコントロールできなくなるという見解もある。またピルにより中学生の娘を亡くした親が親にも知る権利があると訴えている事例もある。
 以上のことをふまえて次の事項について質問する。
この教材をこのまま生徒に配布するのか、それともピルの副作用を記述し修正して配布するのか。
この教材を使いどのように具体的な指導をしていこうとしているのか。今後の計画はどのようになっているか。
保護者、生徒、教師、医師などの連携はどのようにとっていくのか。
ピルの使用について特に中・高校生対象についての今後の実態調査とフォローアップ計画はどのようにしていくのか。
右質問する。
> > 上記の質問主意書に対する8月7日付答弁書はこちら

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